

ブラジルの代表的なコーヒー産地、セラードで開催される「CPC(カップオブ・プログレッシブ・セラード)」コンテスト。2024年のウォッシュド部門で栄冠に輝いた逸品が届きました。
フルーティーな香りとナッツのような風味が心地よく広がり、余韻までしっかりと楽しめます。クリアな後味が、まるでブラウンシュガーのような上品な甘さを引き立てます。
ぜひこの機会にお試しください。
《ウォッシュドコーヒーとは?》
収穫したコーヒーチェリーの果肉を取り除き、発酵と水洗を経て乾燥させる精製方法です。爽やかな酸味とクリアな味わいのコーヒーに仕上がる特徴があります。
※こちらのコーヒー豆は100g単位での販売です。


【農場と共に歩むエレサンドラ氏の物語】
この農場を運営するAgroBeloni社のエレサンドラ・ベローニ氏は、1977年にミナスジェライス州ギマラニアで生まれ、幼い頃から農業に親しんで育ちました。家族は祖父の代から農園を営み、農業や畜産の仕事に携わってきました。
1984年、エレサンドラ氏の家族は新たにホリゾンティーナ農園へ移り、そこで本格的にコーヒー生産を始めます。15歳で一時町へ移りますが、18歳で再び農場に戻り、家族と共に農業に従事。大学では畜産学と農学を学び、専門知識を深めました。
2003年にフェルナンド・ベローニ氏と結婚し、共に新しい技術を取り入れた持続可能な農業の実現に力を注いでいます。3人のお子さんの育児期間を経て一時現場を離れたこともありましたが、2021年に農場に復帰。コーヒーの品質向上と持続可能な生産の実現に本格的に取り組んでいます。

【大地を豊かにする環境再生型農業】
エレサンドラ氏とフェルナンド氏が特に力を入れているのが、「環境再生型農業」かつての森林のような生態系を農業に取り戻すことを目指す農法です。
具体的な取り組みとして、農場敷地内に残る原生林の土壌から天然の微生物を採取し、研究所で選別・培養された微生物や菌類とともに活用しています。これらを農作物の土壌に施すことで、土壌環境をより森に近い状態へと回復させています。さらに、農園内で自ら製造・使用する有機肥料を活用。化学肥料や農薬の使用を抑えながら、以下の実現を目指しています。
•土壌の改善
•生産コストおよびCO₂排出量の削減
•生態系バランスの維持

【品質向上への貢献】
こうした微生物を活用した減農薬栽培や再生型農業への取り組みは、環境負荷の低減にとどまらず、コーヒーの品質向上にも大きく貢献しています。健康な土壌で育まれたコーヒーは、その豊かな風味を最大限に引き出されるのです。

2025年5月中旬、昨年に引き続きセラードコーヒーの生産者の方々が来日され、弊社にも訪問くださいました。
各生産者のプレゼンテーションやセラード地域でのコーヒー生産について、お話を伺うことができました。





◎こちらの商品はこのパッケージでお届けします◎
【ホリゾンティーナ農園】
地域:ミナスジェライス州コロマンデル
生産者:エレサンドラ・ベローニ
栽培面積:420ha
標高:1,080m
品種:パライソ
精製方法:ウォッシュド
収穫時期:2024年7月
CPC2024でナチュラル部門優勝コーヒーとウォッシュド部門優勝コーヒーとの2種特別セットも販売中
地域:ミナスジェライス州コロマンデル
生産者:エレサンドラ・ベローニ
栽培面積:420ha
標高:1,080m
品種:パライソ
精製方法:ウォッシュド
収穫時期:2024年7月
