

ブラジルの名産地セラードにて、毎年最高品質のコーヒーを選出する「CPC=カップオブ・プログレッシブ・セラード」コンテスト。その2024年ナチュラル部門で見事1位に輝いたピラール農園のコーヒーを入手しました。
ぜひこの機会にお試しください。
《ナチュラルコーヒーとは?》
コーヒーチェリーを収穫後、果実のままじっくりと乾燥させてから皮を除く精製方法です。豊かなアロマとやわらかな口当たりが楽しめます。
※こちらのコーヒー豆は100g単位での販売です。


【歴史と家族の物語】
ピラール農園の歴史は、19世紀末、戦争から逃れるためにイタリアからブラジルへ渡ったアマンダ・ガリェリ氏の曾祖父がサンパウロ州で農業を始めたことに遡ります。すぐにコーヒー生産に深く関わるようになり、現在までその歴史が続いています。
アマンダ氏の祖父は、パラナ州へ移りさらにコーヒー栽培の技術を磨いた後、新天地を求めセラード地域へ移住しました。ピラール農園は肥沃な土壌と高地の気候条件から質の高いコーヒー生産に最適な土地であり、家族にとってまさに理想的な場所でした。そこでアマンダ氏は生まれ育ち、父と兄弟と共に農園を営んでいます。

【高品質を支える環境と技術】
ピラール農園は、総面積約136haのうち、80haでコーヒー生産を行っており、セラード地域の中でも肥沃な土壌と高地の気候条件という、質の高いコーヒー生産に最適な自然条件に恵まれた理想的な場所にあります。農園内には点滴灌漑や乾燥のための設備があります。
セラード地域は、最先端の技術が集まる世界で最も発展しているコーヒー生産地の一つです。この環境でアマンダ氏はコーヒー生産におけるさまざまな課題について多角的に学んできました。

【未来へつなぐ持続可能な農業】
年月が経つにつれ、アマンダ氏と家族は全体で持続可能な農業の重要性を実感し、土壌の再生と環境保護を促進する農法の導入を決意しました。その第一歩として、雑草管理に草刈り機を使用し、除草剤や化学肥料の使用を減らす取り組みを始めました。これにより、土壌分解者であるミミズやキノコなど、微生物の多様性が促進され、土壌の改良が実現しました。
また、現在では農園内で生まれた牛、豚、鶏の糞を利用した有機肥料を使用しており、土壌の栄養が枯渇することなく循環し、農地の質を長期的に保つことを目標にしています。

【品質へのこだわりと探求】
ピラール農園では、「健康な木が優れたコーヒーを生む」という信念のもと、品質管理にも徹底的にこだわっています。アマンダ氏の父マウロ氏は、糖度(Brix)を基準に最適な収穫時期を見極める科学的な手法を取り入れています。一方、弟のデネル氏は満月に収穫するという伝統的な方法も大切にしています。このように、伝統と革新を融合させることで、コーヒー豆一つ一つの品質を追求しています。
現在、アマンダ氏と家族の農園は、高品質なコーヒー生産のモデルとなり、一族の情熱と自然への敬意を体現しています。
2025年5月中旬、昨年に引き続きセラードコーヒーの生産者の方々が来日され、弊社にも訪問くださいました。
各生産者のプレゼンテーションやセラード地域でのコーヒー生産について、お話を伺うことができました。





◎こちらの商品はこのパッケージでお届けします◎
【ピラール農園】
地域:ミナスジェライス州コロマンデル
生産者:アマンダ・ガリュリ
栽培面積:80ha
標高:1,100m-1,150m
品種:パライソ
精製方法:ナチュラル
収穫時期:2024年7月
CPC2024でナチュラル部門優勝コーヒーとウォッシュド部門優勝コーヒーとの2種特別セットも販売中
地域:ミナスジェライス州コロマンデル
生産者:アマンダ・ガリュリ
栽培面積:80ha
標高:1,100m-1,150m
品種:パライソ
精製方法:ナチュラル
収穫時期:2024年7月
